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オフィス Tashima

ビジネス コンサルティング

​人材育成を学ぶ

もうひとつの学びを挙げるとすれば、営業担当の経験を活かせるトレーナー担当として人材育成を経験できた事も私にとって大きな学びとなりました。トレーナーとしての主な役割は自分が現役プレーヤー時に実践した営業スキルやノウハウと積みあげてきた様々な成功や失敗経験を営業担当に学ばせることを通じて幅広く奥深い人材を育成していく事であり、またこれは同時に次世代トレーナーを育成していく事にも繋がります。しかし間違った事を学ばせると「点取りだけの名プレーヤー」つまりは実績オンリーの幅が狭く浅い営業担当を育成してしまいます。「点取りだけの名プレーヤー」が将来、育成者になると「何故オレの教えた事がお前は出来ないんだ!」

という実績主義の育成に走りがちです。またこのタイプの育成者は残念ですが自分以上の人材が育つ事をヨシとしない傾向も見受けられます...(過去も現在もこの様な育成者は後を絶ちませんが...)トレーナーとして人材育成を経験し、コーチングの重要性など色々と学びました。しかし最も学んだ事はスキルではありません。自分自身がそうであった様に営業担当が壁にぶち当たり悩みそして大きなため息をつく姿。工夫と継続で壁を乗り越えようとする真剣な眼差し。気が抜けてダラケている表情...様々な営業担当の姿と日々向き合い関わっているある日、フト何気に「あ~自分は営業担当のおかげで育成者として成長出来ているんだな」と実感出来た事でした。この学びは今でも大切にしている事のひとつとなっているんですよ。自分は地位が上だから経験豊かだからと上から目線...逆に経験がないから向き合えない...陥り易い姿です。そうではなく目の前のworkerに育成者である自分自身がどれだけ目線合わせが出来るか?それが育成者のベーススタイルであり次に必要なのが育成者としての経験やスキルなどです。営業担当の時に理論だけでは実績も信頼も増えなかったのと同じで人材育成も本当に奥が深く、新卒・新任・ベテラン・チームリーダー・管理者そして経営者...どの様な立場であってもworkerとは常に目線を合わせ、そして共に学び成長しようとする姿勢が大切ですよね。

​更に単身で人材育成を学ぶ

様々な学びから『rice worker』から『like worker』へと成長できた私はJAを退職し、家族や友人を残し単身赴任で神戸のコンサルティング会社へと転職して約7年間に亘り、研修企画→クライアント営業→受注→資料作成→研修実施→検証というライン全てに関わる事で更に奥深く人材育成を学びました。自分の企画が受注の連絡を受けた時の安堵と感謝の気持ち。研修後に頂いたお礼の手紙や感謝の言葉の数々...会うまでは見ず知らずだったworkerの優しさに触れた時、何処かフト想い出すこれまでお世話になった多くのお方...成功も失敗も何もかもが私にとってかけがえのない経験となりアッという間の7年間でした。例えるなら飲んで初めて美味しさや苦さに気付く濃縮ジュースのようにギューっと凝縮された様々な経験は今の自分にとって時に糧となり、時に弱くなる自分を励ましてくれる心の支えとなっています。 

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